病気や怪我・火傷による薄毛でも植毛で髪を取り戻せる?

病気や怪我・火傷による薄毛でも植毛で髪を取り戻せる?

感染症にかかったり、抗がん剤による治療を受けると副作用で髪の毛が抜け落ちてしまいます。また、怪我をしたり火傷をおったりして傷跡が残ると、その部分だけ髪が生えてこなくなってしまうことがあります。このように、病気や怪我、火傷などで薄毛になった場合は、植毛で髪を取り戻しましょう。

 

脱毛

 

病気で薄毛になった場合

 

感染症や放射線治療によって毛包細胞が死滅したり、機能が低下して薄毛になった場合は、自毛植毛は難しいかもしれません。自毛植毛というのは、成長が続いている自分の髪の毛を薄毛の部分に移植する植毛法です。

 

ですので、全体的に毛包細胞が損傷して成長できない状態だと、移植する髪がないため自毛植毛が難しいのです。と言っても植毛ができないということではありません。移植出来る髪がない場合は、人工毛を植え付ける方法があります。

 

人工植毛であれば、健康な髪が残っていないとしても髪を取り戻せるので、病気による薄毛も解消できます。もちろん薄毛が一部分だけで、移植できる髪が残っていれば自毛植毛も可能です。

 

怪我や火傷による薄毛の場合

 

怪我や火傷で傷ができたせいで髪が生えなくなるのは、瘢痕性脱毛症といいます。瘢痕とは傷跡のことで、この部分は繊維細胞によって構成されています。この繊維細胞には血流が少なく、さらに傷によって毛包細胞が死滅している状態なので、瘢痕性脱毛症になると育毛剤などはまったく効果がありません。

 

つまり植毛で髪を取り戻せるか、というより植毛でしか髪を取り戻せないのです。瘢痕性脱毛症は一部分に起こる症状なので、基本的に自毛植毛を行います。毛包細胞が損傷を受けていない髪の毛を採取し、薄毛になっている部分に移植すれば、毛包細胞が死滅していてもまた髪が生えてきます。

 

ただし、移植した頭皮はしばらく血流が悪い状態のままです。そのため普通の自毛植毛より定着率が低くなるので、状態によっては2回ほど植毛を受ける必要があるかもしれません。

 

ちなみに、病気や怪我などで植毛を受ける場合は医療費控除を受けられる可能性があります。ですので植毛を検討している方は、一度クリニックに相談してみてください。

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