自毛と人工毛の植毛どちらを受けるべきなの?【選ぶポイント】
植毛には、自毛を移植する方法と人工毛を使った方法があります。もし、自分に成長している髪の毛がまったくないというのであれば、必然的に人工毛を選ぶしかありません。
しかしどちらか選べる状態であれば迷ってしまうかもしれないので、選ぶポイントをチェックして後悔しない植毛を受けたいですね。
・自分にとってメリットが大きい方を選ぶこと
自分の髪の毛を減らしたくない、頭皮にメスを入れたくないという方は、迷わず人工毛を選ぶかもしれません。確かに人工毛は、自毛の量や状態はまったく関係なく、好きなだけ植え付けることができます。また、髪がまったく無くなってしまった頭皮であっても植毛できます。
メスを入れる必要もなく、どんどん人工毛を埋め込んでいくだけですからダウンタイムもありません。ただし、こういったメリットよりデメリットが大きいのが人工毛の特長です。
まず人工毛はポリエステルなど合成繊維でできていますから、それを皮膚内に埋め込むと免疫機能が働いて炎症が起こったり化膿することがあります。こういったトラブルが起こると、もともと健康だった髪の毛根がダメージを受けて抜け毛につながります。
また、人工毛は毛根組織がないので、植え付けたとしても頭皮に定着するわけではありません。そのため植毛効果は永久的ではありませんし、時間とともに抜け落ちてしまうので定期的な施術が必要です。つまりある程度期間が経つと元の薄毛になってしまうため、ボリュームを維持するための費用もかさんでしまいます。
自毛には手術のリスクがあり定着するまで時間がかかるというデメリットがありますが、定着すれば普通の髪と同じように扱えますし、育毛ケアをすれば半永久的に効果が持続します。定期的なメンテナンスもいらないので、余分な費用もかからないというメリットがあります。
このように自毛にも人工毛にもメリットデメリットがあります。ただし、メリットよりもデメリットが大きいのが人工毛で、デメリットよりメリットの方が大きいのが自毛であることを理解した上で決めるといいですね。