AGA治療薬を服用するなら注意したい副作用
AGAは、専門クリニックによる治療を受けることが改善への一番への近道ですが、処方される薬は個人輸入などで安く購入できます。
AGAの原因は男性ホルモンにあり、このホルモンをコントロールするには治療薬を使う必要があるのですが、薬ですから副作用のリスクがあります。
もちろん正しく服用していれば重篤な副作用はありませんが、指導を受けずに服用するのは危険なので、副作用をしっかり理解しておきましょう。
・プロペシアの副作用
AGA治療薬の中でも、もっとも基本となるのはプロペシアです。脱毛ホルモンを作り出す5αリダクターゼの活性を抑制するプロペシアなしでは、AGAは治療できないといっても過言ではありません。
それだけ効果が高いプロペシアですが、性欲減退やED（勃起不全）などの副作用があることが分かっています。要は男性の性機能に障害が出ることがあるので、若い方は特に注意が必要です。
また、女性が少しでもプロペシアを摂取すると新生児奇形という副作用が発症するため、女性の服用はもちろん触ることも禁忌とされています。
・ミノキシジルの副作用
プロペシアと併用することで、より効率よくAGAを改善できるのがミノキシジルです。ミノキシジルは血管を拡げて血流を改善する効果に優れていますが、そのせいで血圧が急激に低下したり、血液循環が狂うなどの副作用があります。
ですので高血圧の薬を飲んでいる方や血液循環系の病気を持っている方は注意が必要です。
また、髪や頭皮にたくさんの栄養を届けることができるようになる反面、ヘアサイクルが乱れて一時的に初期脱毛が起こったり、体毛が濃くなる副作用が発症するかもしれません。
ただしこれらの副作用はミノキシジルの効果が出ている証拠でもありますから、あまり気にしなくてもいいでしょう。
・副作用が発症する確率は？
AGA治療薬には、他にも頭痛や眠気、腹痛や下痢など消化器系の障害などの副作用も確認されています。ですが、どんな副作用であっても発症する確率は1％前後と言われています。
つまり100人に1人の割合でしか発症する確率がないのですから、あまり神経質になる必要はありません。
と言っても、自分に副作用が起こらないわけではありませんし、自己判断で治療薬を個人輸入して服用した場合は副作用のリスクが高くなるというのを覚えておきましょう。
AGA専門のクリニックは、費用もかかりますし通院頻度も高いため、つい手軽な個人輸入を利用してしまいがちです。
しかし、いくら安く治療ができても、副作用が起こってしまったら取り返しのつかないことになる可能性もあるので、リスクを減らすためにも専門医に処方してもらってください。
