植毛ロボットとFUE、FUTの違いやメリットデメリットまとめ!

植毛ロボットとFUE、FUTの違いやメリットデメリットまとめ!

植毛ロボットによる植毛

 

自毛植毛の方法の中でも最先端と呼べる方法がこの植毛ロボットによる植毛です。文字通り、ロボットの手によって植毛が行われる方法で、これまでの技術よりも優れていると近年になって大きな注目を集めています。

 

通常、自毛植毛を行う場合は、医師が患者の後頭部などから毛穴を採取し、その毛穴を髪の薄い部分に移植することで自毛が生えてくるようにします。

 

しかしこの方法では採取の作業を植毛のための専用ロボットが担当し、より精密に、より正確に毛穴を採取することが可能です。メスを使うこともない方法なので頭部にメスを入れることに抵抗がある方でも選びやすい方法で、さらに精度も高いというのが最大の特徴でしょう。

 

FUEによる植毛

 

FUEはもっとも歴史の長い植毛の方法で、医師が患者の毛穴を1つずつ採取しながら移植作業を行っていきます。人の手によって1つずつ毛穴を採取していくことになりますから、時間がかかってしまうものの、傷跡は小さくて済むという特徴があります。

 

また、以前から一般的な方法として広く普及している方法なので、この方法を得意とする医師も多く、その意味では質の高い植毛を受けやすいというのも特徴になるでしょうか。ロボットは使われませんから医師のスキルによって仕上がりが左右される部分はありますが、今でも自毛植毛の定番と呼べる方法の1つです。

 

もしFUEによる植毛を行う場合は、技術的に信頼できる医師にお願いすること、これがポイントになってきます。どんな治療法でもそうですが、失敗する可能性も0ではありませんから、しっかり医師と信頼関係を築き、安心して治療を行うことが大切です。

 

FUTによる植毛

 

ストリップ法とも呼ばれる植毛の方法で、メスを使って頭皮を切除、その頭皮をそのまま患部へと移植することで髪の毛が生えてくるようにします。FUE法のように毛穴を1つずつ採取するわけではなく、頭皮ごと採取する形になるのでより短時間で移植を可能にしています。

 

傷跡が残りやすいという問題がありますが、最近では技術も進歩しており、傷跡を最小限に抑えることも可能になっています。この方法もロボットではなく医師の手によって行われる方法なので、やはり医師のスキルが重要視されます。十分なスキルのない医師にお願いすることになると、後々にトラブルに発展する可能性もあるので注意したいところです。

 

植毛ロボットのメリットとデメリット

 

植毛ロボットによる植毛のメリット、それはやはり正確な植毛が可能なことでしょう。ロボットが頭皮の状態を正確に把握し、移植する毛穴として最適な部分を選び出してくれます。しかも人間が行う時のようにスキルに個人差が出てしまうようなことがなく、常に一定のクオリティで植毛を行えます

 

短時間で治療を終わらせることもできますし、傷跡も残りにくい、さらに料金も比較的安めとメリットが非常に多くなっています。最新の技術ということもあって、今後はさらに広まり、自毛植毛の一般的な方法になる可能性も高く、薄毛に悩む方にとっては非常にありがたい方法です。

 

ただし、まだまだ新しい方法なだけあって、植毛ロボットによる植毛を行っているところが少なく、その点がデメリットになります。植毛ロボットによる植毛をしたくても、近くにやってくれるクリニックが見つからない、なんてことも出てくるかもしれません。とはいえ患者への負担も少なく、痛みも少ない方法なので優れた方法であることは間違いないでしょう。

 

FUEのメリットとデメリット

 

FUEはメスを使わない方法なので傷跡が小さく、痛みも少ないのが最大のメリットです。自毛植毛の場合、方法によってはどうしても強い痛みを感じてしまったり、傷跡がはっきり残ってしまうことがあるのですが、そうした心配が少ない方法なのです。

 

また、非常に一般的な植毛方法なので多くのクリニックで採用されている方法で、私達にとっても有力な選択肢となる方法でもあります。ですが、医師が毛穴を1つずつ採取して移植するという性質上、どうしても医師のスキルが仕上がりを大きく左右します。スキルの高い医師にしてもらえれば自然な仕上がりで満足できる結果になる反面、スキルの低い医師だと仕上がりに不満を覚える可能性もあります。

 

また、毛穴を1つずつ採取するわけですから時間もかかり、患者にかかる負担も大きくなりがちです。毛穴をじっくり採取するという点ではより確実性が高く、安定した方法とも言えるのですが、それがデメリットにもなってしまうことがあるのです。FUEによる植毛を行う場合は、まずは医師としっかり話し合い治療の方針を決め、お互いが十分に納得したうえで植毛に移ることが必要です。

 

FUTのメリットとデメリット

 

FUTは頭皮の一部分をメスで切開し、その頭皮にある毛穴を患部に移植するという方法です。毛穴を1つ1つ採取する必要がないためFUEと比べて治療にかかる時間が少なく、その点では患者にかかる負担も少なく抑えられます

 

また、治療を行う医師としても比較的手間がかからない方法のため、クリニックによって多少の違いはあるものの、費用が安めというのも大きなメリットです。植毛はしたいけど高額な料金は払えない、という方も多い中で治療費が安めなのは大きな特徴です。デメリットとしてはやはり傷跡の問題が挙げられます。

 

頭皮の一部をメスで切開することになりますから、他の方法と比較して大きな傷が残ってしまいます。痛みも伴うことがほとんどで、傷跡をなるべく残さずに植毛をしたい、痛いのは苦手という方には不向きな植毛方法と言えるでしょうか。

 

費用が安い分、その他の部分でデメリットが生まれてしまうわけです。また、一部分の頭皮を移植することになるため、その中に毛の細い毛穴などが含まれていることもあり、移植後に弱く抜けやすい髪の毛が生えてしまう可能性もあります。

 

どの方法が最適かをしっかり検討する

 

このように、自毛植毛には主に3つの方法があります。それぞれに長所と短所がありますので、自分にとってはどの方法がベストなのか、これをしっかり考えることが重要なポイントです。自分1人ではなかなか判断しにくいことですから、医師と話し合うことも大切でしょう。

 

まずはクリニックで自分の頭皮の状態を確認し、それから医師と一緒にどんな方法での植毛が良いのかを考えれば失敗も減らせます。この方法なら間違いない、という方法はありませんので、自分に適しているかを重要視するようにしましょう。

 

それぞれの方法にどんな特徴があり、どんなデメリットがあるのか、また、同時に費用についても確認しておけば経済的な部分での負担も最小限に抑えられます。

 

自毛植毛の方法は1つではありません。特徴の違ういくつかの方法があり、自分に合った方法を選ぶことができればスムーズに薄毛の問題を解消していけます。悩みをしっかり解消するためにも、自毛植毛の方法やその内容、特徴などについてできる限り把握しておくようにしましょう。そうすれば短期間で問題を解決できます。

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